【日付】 2008-9-9

【相談者】50代 女性

【相談内容】

知人が行方不明になり、調査会社に電話をした。印鑑と本人の写真を持ってくるように言われて待ち合わせ場所に行くと、高確率で本人がみつけられると説明され、その場で即契約をした。しかし、翌日キャンセルをしたが数十万円の違約金等を請求され困っている。違約金等を支払わなければならないか。

【回答】

会社は契約書の解約条項に基づいて解約料を請求してきました。一般的に双方合意で契約を締結した場合、一方の都合でキャンセルすると契約書に基づく解約料を支払うことになりますが、この場合、解約料が適正であるかどうかが問題になります。このケースでは、不当に高額と考えられるので、当センターから会社に「消費者契約法上の問題点を伝えるとともに明細書の請求」をしました。会社は、「すでに調査に入っており、準備経費、印刷物の作成費用」と主張したが、明細内容等の疑問点を伝え交渉し、減額になりました。どの契約も同じですが、あわてて契約すると、契約書に記載されている解約料などの重要事項を読まなかったり、説明を聞いてなかったりするものです。 契約前は、よく考えて疑問に思うことは相手に必ず確認してください。あいまいにしか答えてくれない事業者との契約は控えてください。