【日付】 2008-9-11

【相談者】40代 男性

【相談内容】

市役所国保課の職員を名乗り、「医療費の還付金を知らせるはがきを送ったが返事がない。もう一度文書を送りたいので、携帯と銀行の口座番号を教えて下さい。」という電話がきた。また、「すぐに手続きするなら近所のスーパーのATM(自動預払機)へ行って、そこからフリーダイヤルで連絡して下さい。」と言われた。信用して大丈夫か。

【回答】

これは、還付金があると思わせて、言葉巧みに携帯電話や口座番号を聞き出し、口座にある残高を振り込ませる操作を指示し、お金をだまし取る「還付金詐欺」と言われるものです。還付期限が明日までなどと言って考える暇を与えずに、人目のつかないスーパーなどにあるATMまで誘い出し、そこから携帯電話をかけさせて振り込みの手続きをさせるという手口です。高齢者が狙われやすく、口座の残高が多ければ多いほど被害も甚大になります。市役所など官公庁からの還付金については、封書で連絡がきますので、このような電話を受けても決して慌てないで、名前や住所、携帯電話番号、口座番号などの個人情報は教えないよう気をつけましょう。