平成29年2月8日(水)午後1時30分より、とかちプラザ講習室401において、誰もが身近で関心の高い「“地産地消”と“食の安全・安心”」をテーマに、帯広畜産大学教授 仙北谷康氏、リバティヒル廣瀬牧場社長 廣瀬文彦氏のお二人を講師にお迎えし、セミナーを開催しました。(主催:十勝消費者協会連合会、一般社団法人帯広消費者協会)

仙北谷講師からは「十勝型地産地消と食料自給」と題し、「企業は法律を守れば良いだけでは社会的要請に応えられなくなってきた。消費者も受動的な立場だけではなく遺伝子組換えを見分けて購買を選択することで、制度を変え、守ることもできる。」、学校給食センター発の産業振興の新たな役割について、帯広市民意識調査の分析とチャート化で見えてくる地域の課題、ブランド力・ブランド価値について、食料自給率の変化と見方等について分かり易く丁寧にお話しをいただきました。

また、廣瀬講師からは「食の安全・安心」と題し、農薬や遺伝子組換えの現状と考え方、「十勝型GAP」を推進する体制とチェックリスト・審査等の取組みの重要性、牛トレーサビィティ制度による牛個体識別番号の付設、様々な段階における生乳の検査・点検、消費者と交流することで「物の生産」から「安全・安心な食」を目的とするように変わった等、畜産の現場でのお話しを伺いました。

十勝管内から52名がセミナーに参加し、熱心に受講されました。

仙北谷康氏

廣瀬文彦氏