【日付】2012-11-22

【相談者】60代 女性

【相談内容】

1年前にネットで知った宗教団体に鑑定に出向いた。最初に悩みを打ち明け、話を聞いてもらった。そのうち相手に「身内の不幸は先祖のたたり、水子供養をしていないから」等、言われ、お祓い、位牌の購入にお金を次から次へと請求され、500万円払った。お金を取り戻したい。

【回答】

相手とのやり取りは密室で行われるので、言葉巧みに説得されると、悩みから解放されたくて、すがりつきたくなるものです。しかし、たくさんのお金を払っても、決して悩みは解決しません。払ったお金も取り戻せるとは限りません。密室で何が行われたのか、よく思い出して、早めに弁護士、消費者センターにご相談下さい。(この件はまだ解決しておりません。)

十勝管内、管外を問わず、当センターに苦情相談が入ります。ネットで評判になっているお寺や宗教の情報をうのみにして、救いを求めてはいけません。体験談で鑑定や占いが当たった、悩みが解決したなどの書き込みは、真実なのか確認できないので、誰でも意図的に書き込むことが簡単です。宗教名を隠して、セミナーの開催、サークル活動などを通して信者集めをする団体、地方に出向き鑑定会等を開催し、祈祷代と称する高額金を集めている団体もありますので、注意してください。

霊感商法とは…「人の心の弱みにつけ込みます。たとえば、あなたや家族を救済するにはお布施を払ってお祓いしないとならない、物品を購入してお守りにしなさい、などと言い、多額のお金を払わせることが目的です。」