7月19日(水)、16名が参加して「動く講座」を実施しました。

曇り空の絶好の見学日和の中、「地産地消」をテーマに、十勝の漁業の拠点で行われている「つくり育てる漁業」の現場と地元で生産された食材等の販売の現場を巡りました。

訪問先は、「つくり育てる漁業」の現場として、①広尾町魚類飼育試験施設、②広尾漁協うに種苗生産施設を、地元産食材等の販売現場として、③大森ガーデン、④道の駅コスモール大樹、⑤(有)半田ファーム、⑥JA中札内村農畜産物直売所を見学しました。

旧シーサイドパーク広尾の施設を利用した広尾町魚類飼育試験施設は、カレイ類のマツカワの中間育成放流事業を行っていますが、当日は養殖用の稚魚が午後から入ってくるとのことで、稚魚の姿はなかったものの、事業の説明や種の保存として水槽で飼っている成魚の餌やりを見せていただき、雑食性のマツカワのどう猛さには皆さんとても驚いていました。

広尾漁協うに種苗生産施設では、稚貝から前浜に放流されるまでの養殖の過程を詳しく説明いただきました。作業に携わる職員の皆さんの、うにに対する溢れる愛情が伝わってくる現場でした。

広尾町へ向かう途中で見学した大森ガーデンは、ここでしか手に入らないような珍しい花苗を求めて、関西方面からお客さんが訪れることもあるとのこと。

帰路見学した道の駅コスモール大樹、(有)半田ファーム、JA中札内村農畜産物直売所では、参加者の皆さんが地元の季節の食材やチーズなどの乳製品を買い求めるなど、参加者にとっても「地産地消」を実践する充実した研修の一日となりました。